6月度定例勉強会

1.【日時】平成30年 6月20日(水) 19:00~21:00  

2.【場所】高津市民館 第5会議室(溝の口駅前 丸井のビル12階)


3.【セミナータイトル】 顧客本位の業務運営に関する原則から見た、金融商品販売のあり方
<概要>
昨年3月に金融庁によって提示された「顧客本位の業務運営に関する原則」は、数多くの金融事業者によって採択されていますが、まだまだ課題は多いのではないかと思います。今回は7つある原則の中で、「重要な情報の分かりやすい提供」、「顧客にふさわしいサービスの提供」という2つの原則に関して、具体例を示しながら金融商品販売のあり方について解説します。主な論点は以下の通りです。

・顧客本位の業務運営に関する原則の概要
・終身保険、変額保険に関する問題点(顧客が必要としている保障に合っているか、競合する他の商品との比較など、重要な情報が分かりやすく提供されているか)
・VIXインバースETNの問題点(2月の株価急落時に、1日で価格が96%下落した金融商品です。このようなハイリスク商品が東証に上場されて取引されていたことや、これを証券会社の勧誘を受けて購入し、大きな損失を被った方がいることについての問題)
・仕組債の問題点(デリバティブを組み込んだ、見かけは高利回りの債券の問題)
・老後資金を準備するための金融商品の推奨、販売における、公的年金に関する情報提供のあり方

4. 【講師】 髙橋義憲(たかはし よしのり)氏  
ファイナンシャルプランナー(たかはしFP相談所) CFP®、日本証券アナリスト協会検定会員
<プロフィール>
大学卒業後、約25年間、銀行、証券会社においてリスク管理業務、公正価値算定業務に従事。在職中にFPの資格を取得したことをきっかけに、FPとして独立することを決意。金融機関退職後、1年間の年金事務所での勤務を経て、昨年9月から独立系FPとして活動を開始。活動の目標は、現役世代の生活者が金融商品や社会保障制度を正しく理解、活用することによって、将来に向かって明るく、前向きになれるようなアドバイスを提供すること。保有資格は、CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本証券アナリスト協会検定会員。

5.【継続教育単位】「倫理」2単位